駒場幼稚園が
大切にしていること
幼児期の子どもは、遊びを通して成長します。駒場幼稚園では、幼児が自ら遊びに取り組むことを大切にし、
それぞれの願いや思いをくみ取りながら、一人ひとりの育ちを見つめ、遊びを中心にした保育を行います。
自ら感じ、考え、表現することができる子ども
心も体もたくましい子ども
友だちとかかわる中で、喜びを感じ、互いを生かしあうことができる子ども
●遊びを中心にした園生活の中で、よく感じ、
考え、表現し、生きる喜びを味わうこと
●心と身体を動かし、物事を創りだす過程を十分に体験すること
●自然が持つ教育力を重んじ、園内外の環境を有効に生かして豊かな経験を積み重ねること
●仲間と十分に触れ合うことを通して、楽しさや葛藤を体験し、人と関わる力を身につけること
●教師が連携を取り合い、一人ひとりの幼児の育ちを見つめ、教育すること
●幼稚園と家庭とが協力し合い、幼児の安定した育ちと充実した環境の実現を目指すこと
駒場幼稚園の園庭に、樹齢100年を超えるケヤキの木があります。
こんなに大きなケヤキの木ですが、生命の始まりは一粒の種です。
種が土に落ちてまず最初に出るのは「芽」、ではなく「根」です。
「芽」は外に出てくるので見ることができますが、
「根」は土の中に隠れているので見えません。
でも、「根」が伸びないと植物の成長を支えることはできません。
子どもたちも同じです。
成長を支える根っこをしっかりと育てていくことが大切です。
駒場幼稚園は「遊び」を大切にしています。
子どもたちは、遊びを通して、楽しい、悲しい、
くやしい、やったー!、なぜだろう……
いろんな思いを体験します。
うまくいくこともあれば、いかないこともある、
考えて工夫してみたら思いがけずすごいことができてしまったり、
一緒に面白がる友だちがいるっていいなということに気付いたりします。
種が土から栄養をもらうように、
子どもたちは遊びという土壌からたくさんの栄養をもらって、
‘人としての根っこ’を伸ばしていくのです。
私たちは日々子どもたち一人ひとりの個性と育ちをとらえながら、
優しくたくましい根っこを育てていきたいと考えています。
(学校法人駒場けやき学園 駒場幼稚園 理事長 須藤 麻江)